“ぬすっと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
盗人86.4%
盗賊9.1%
強盗1.5%
泥棒1.5%
盗児1.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大公儀の役人というものは間男をして、盗人ぬすっとをして、カラクリ賭博を打って、罪もない娘を斬り棄てるのが役目かと、詰めてくれた
眠れないでいた竜之助には、その夜更けて、不夜ふやの念仏をしていた上人のもとへ忍び寄った二人の盗賊ぬすっとと、それに驚かなかった上人の問答をよく聞くことができました。
大菩薩峠:07 東海道の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
貧窮組というやつはワイワイ騒ぐだけだが、浪人者というやつは大ビラで強盗ぬすっとをして歩くようなものだ。
大菩薩峠:10 市中騒動の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
姦通まおとこ泥棒ぬすっとの二重の大罪人です。それを知っている者は、あの惨死しました蟹口さんだけです。蟹口さんは私から、女と二千円の金を盗まれたまま、黙っていてくれたのです。
衝突心理 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「あるとも、おいら盗児ぬすっとと云ったのは、何人だれだ」
春心 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)