“姦通”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かんつう54.1%
まおとこ35.1%
まをとこ5.4%
くッつ2.7%
いたずら2.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分の妻君の姦通かんつうをかぎつけた亭主のように、その晩船長は一睡もしなかった。そして、そのおかげで、ボーイも眠れなかった。
海に生くる人々 (新字新仮名) / 葉山嘉樹(著)
「それはわかりませんが、姦通まおとこだということです……引き上げられてからまたその死骸を、三日の間さらされるんだそうですよ」
大菩薩峠:21 無明の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
たゞ頭から姦通まをとこするな、悪いことをするなと云うた処で、新川のやうな貧乏人の多い処ではつい/\間違ひが起りますとない。
伴「おめえさんはおつうおかしな事を云わっしゃる、何かお國さんとわっち姦通くッついてでもいるというのか」
何事とは不埓ふらちな奴だ、汝がとくより我が召使國と不義姦通いたずらしているのみならず、明日みょうにち中川にて漁船りょうせんより我を突き落し、命を取った暁に、うま/\此の飯島の家を乗取のっとらんとの悪だくみ