“くッつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
附着79.6%
密通5.6%
私通3.7%
姦通1.9%
咬付1.9%
喰附1.9%
尾付1.9%
関着1.9%
附属1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
チッバ おれ附着くッついてう、彼奴等きゃつらだんじてくれう。……(ベンヺーリオーらに)諸氏かた/″\機嫌きげんよう。一ごんまうしたうござる。
いや、ばち覿面てきめんだ。境内へ多時しばらくかかっていた、見世物師と密通くッついて、有金をさらってげたんです。しかも貴女、女房がはらんでいたと云うじゃありませんか。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
其の捨札すてふだをよんで見ますと、不思議な事で、飯島のお嬢さまと萩原新三郎と私通くッついた所から、伴藏の悪事を働いたということが解りましたから、孝助は主人のめ娘の為め、萩原新三郎の為めに
伴「おめえさんはおつうおかしな事を云わっしゃる、何かお國さんとわっち姦通くッついてでもいるというのか」
むこうの女も亭主があるのにお前に姦通くッつくくらいだから、惚れているに違いないが、亭主が有っちゃア危険けんのんだから、貰い切って妾にしてお前の側へお置きよ、そうして私は別になって
權「だっておめえさん尻へ咬付くッつけって」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
仕方なく悪党の親子の側に喰附くッついて居りますが、母親が焼死やけしにますれば、どんな辛い奉公をしても、私は堅気になりたいと思って居ります
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
富「さ、わしの尻に尾付くッついてまいるのだよ曲ったら構わずに……其方そっちをきょと/\見て居ちゃアいかん、あ痛い、何だって私の尻へ咬付くいついたんだ」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
私には叔父さんだ、弟ごと関着くッついたの。
化銀杏 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
それ程貧乏だと思う人はねえ何処どっから嫁を貰っても箪笥たんす一個ひとつや長持の一棹ひとさおぐらい附属くッついて来る、器量の悪いのを貰えば田地でんじぐらい持って来るのは当然あたりまえだ、つらがのっぺりくっぺりして居るったって
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)