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多時
ふりがな文庫
“多時”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
しばらく
56.3%
たじ
18.8%
しばし
12.5%
しば/\
6.3%
はあるか
6.3%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しばらく
(逆引き)
私もこんな事を口に出しますまでには、もしや貴方が御承知の無い時には、とそれ等を考へまして、もう
多時
(
しばらく
)
胸に畳んでをつたのでございます。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
多時(しばらく)の例文をもっと
(9作品)
見る
たじ
(逆引き)
巖谷氏
(
いはやし
)
の
住所
(
ぢうしよ
)
は
其
(
そ
)
の
頃
(
ころ
)
麹町
(
かうぢまち
)
元園町
(
もとぞのちやう
)
であつた。が
麹町
(
かうぢまち
)
にも、
高輪
(
たかなわ
)
にも、
千住
(
せんぢゆ
)
にも、
待
(
ま
)
つこと
多時
(
たじ
)
にして、
以上
(
いじやう
)
返電
(
へんでん
)
がこない。
今時
(
いまどき
)
とは
時代
(
じだい
)
が
違
(
ちが
)
ふ。
春着
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
多時(たじ)の例文をもっと
(3作品)
見る
しばし
(逆引き)
こんな考に
耽
(
ふけ
)
りながら私は
多時
(
しばし
)
立ち尽した。野薔薇の小さな白い花の幾つかが星の光に
愈々
(
いよ/\
)
鮮やかに浮いて出た。
愛は、力は土より
(新字旧仮名)
/
中沢臨川
(著)
多時(しばし)の例文をもっと
(2作品)
見る
▼ すべて表示
しば/\
(逆引き)
何故といつて、天国へ引揚げられた
黒人
(
くろんぼ
)
は、
多時
(
しば/\
)
地獄へ落ちてゆくが、牢屋から出て来る
黒人
(
くろんぼ
)
は、また同じ弁護士の事務室に顔出しするに
極
(
きま
)
つてゐるから。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
多時(しば/\)の例文をもっと
(1作品)
見る
はあるか
(逆引き)
『
多時
(
はあるか
)
待つて居なすつたが、お前が帰らねえもんだで。』と叔母は丑松の様子を眺め乍ら、『今々其処へ出て行きなすつた——ちよツくら、
田圃
(
たんぼ
)
の方へ行つて見て来るツて。』
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
多時(はあるか)の例文をもっと
(1作品)
見る
“多時”の意味
《名詞》
多くの時間。長い期間。
(出典:Wiktionary)
多
常用漢字
小2
部首:⼣
6画
時
常用漢字
小2
部首:⽇
10画
“多”で始まる語句
多
多寡
多勢
多少
多分
多忙
多人数
多數
多日
多数
“多時”のふりがなが多い著者
尾崎紅葉
泉鏡花
徳田秋声
泉鏡太郎
島崎藤村
薄田泣菫
夏目漱石
田山花袋