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多時
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たじ
ふりがな文庫
“
多時
(
たじ
)” の例文
巖谷氏
(
いはやし
)
の
住所
(
ぢうしよ
)
は
其
(
そ
)
の
頃
(
ころ
)
麹町
(
かうぢまち
)
元園町
(
もとぞのちやう
)
であつた。が
麹町
(
かうぢまち
)
にも、
高輪
(
たかなわ
)
にも、
千住
(
せんぢゆ
)
にも、
待
(
ま
)
つこと
多時
(
たじ
)
にして、
以上
(
いじやう
)
返電
(
へんでん
)
がこない。
今時
(
いまどき
)
とは
時代
(
じだい
)
が
違
(
ちが
)
ふ。
春着
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
岩上に
盤踞
(
ばんきよ
)
して四顧すること
多時
(
たじ
)
、興の盡くるを待ちて、來路をもとめ、再び木曾川の流に沿ふ。
秋の岐蘇路
(旧字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
三歩にして尽くる部屋の入口を出るとき、
顧
(
かえり
)
みてにこりと笑った。
茫然
(
ぼうぜん
)
たる事
多時
(
たじ
)
。
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
“多時”の意味
《名詞》
多くの時間。長い期間。
(出典:Wiktionary)
多
常用漢字
小2
部首:⼣
6画
時
常用漢字
小2
部首:⽇
10画
“多”で始まる語句
多
多寡
多勢
多少
多分
多忙
多人数
多數
多日
多数