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『化銀杏』
ふりがな文庫
『
化銀杏
(
ばけいちょう
)
』
貸したる二階は二間にして六畳と四畳半、別に五畳余りの物置ありて、月一円の極なり。家主は下の中の間の六畳と、奥の五畳との二間に住居いて、店は八畳ばかり板の間になりおれども、商売家にあらざれば、昼も一枚蔀をおろして、ここは使わずに打捨てあり。 …
著者
泉鏡花
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「文芸倶楽部」1896(明治29)年2月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約55分(500文字/分)
朗読目安時間
約1時間31分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
生
(
おい
)
母様
(
かあちゃん
)
良人
(
さき
)
芳
(
よッ
)
恐怖
(
こわい
)
母様
(
おっかちゃん
)
晴
(
ばれ
)
極
(
きめ
)
認
(
みし
)
可恐
(
こわい
)
捉
(
おきて
)
良人
(
うちの
)
父親
(
おとっさん
)
極
(
きわめ
)
緊
(
しまり
)
生
(
はや
)
殺
(
ころし
)
冷
(
さま
)
先達
(
こないだ
)
父様
(
おとっちゃん
)
嗄
(
から
)
提
(
ひさ
)
扮装
(
でたち
)
執着
(
しつこ
)
迷
(
まご
)
吾
(
おり
)
可
(
いい
)
背
(
せなか
)
下婢
(
げじょ
)
微笑
(
えみ
)
住居
(
すま
)
取附
(
とりつく
)
間
(
ひま
)
一葉
(
ひとつ
)
背
(
うしろ
)
抱
(
だき
)
姉様
(
あねえさん
)
盛
(
ざかり
)
冷
(
ひやや
)
離縁
(
さられ
)
面
(
かお
)
組
(
クラス
)
笑
(
わらい
)
良久
(
ひさ
)
憂
(
うき
)
著
(
しる
)
横腹
(
よこッぱら
)
被
(
かつ
)
小
(
ちいさ
)
寂
(
じゃく
)
好
(
すき
)
女房
(
おかみ
)
透
(
すき
)
連
(
づれ
)
過
(
よぎ
)
吾
(
おれ
)
叱咤
(
ひッちか
)
反対
(
あちこち
)
参詣
(
まい
)
冷
(
さ
)
六歳
(
むッつ
)
中
(
ちゅう
)
不可
(
いけない
)
飲
(
のみ
)
頭
(
かぶり
)
言
(
ことば
)
落着
(
おちつき
)
慌
(
あわた
)
金沢
(
こっち
)
違
(
ちがい
)
可愛
(
かわゆ
)
留
(
や
)
溜
(
ため
)
後
(
おく
)
堪
(
こた
)
頭
(
こうべ
)
報
(
むくい
)
泣
(
なく
)
楽
(
たのしみ
)
機
(
おり
)
隣
(
あわれ
)
瞑
(
ねむ
)
汲出
(
くみい
)
廃止
(
よせ
)
環
(
たまき
)
先刻
(
さき
)
掌
(
たなそこ
)
解
(
ほど
)
定規
(
さだめ
)
入来
(
いりく
)
疾
(
とっ
)
爪弾
(
つめびき
)
亡
(
なく
)
蓮
(
れん
)
擦
(
さす
)
念
(
おもい
)
留
(
とま
)
咳
(
しわぶき
)
呪詛
(
のろ
)
恍
(
こう
)