“汲出”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くみだ42.9%
くみいだ28.6%
かいだ14.3%
くみい14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
簡單かんたんながら一にちしきをはつたとき斗樽とだる甘酒あまざけ柄杓ひしやく汲出くみだして周圍しうゐつて人々ひと/″\あたへられた。しゆとして子供等こどもらさきあらそうてそのおほきな茶碗ちやわんへた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
ざつと汗を流したらどうでござんす、太吉もおぶうに這入なといへば、あいと言つて帯を解く、お待お待、今加減を見てやるとて流しもとにたらいを据へてかまの湯を汲出くみいだし、かき廻して手拭てぬぐひを入れて
にごりえ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
と蓮太郎は湯を汲出かいだして言つた。幾度か丑松は辞退して見た。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
お貞は煎茶を汲出くみいだして、まず少年に与えつつ
化銀杏 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)