“良久”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しばらく27.3%
しばし18.2%
やゝあつ9.1%
しばら9.1%
ひさ9.1%
やや9.1%
ややしばし9.1%
やゝひさ9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
良久しばらくして芋蟲いもむしくちから煙管きせるはなし、二つ三つあくびをして身振みぶるひしたかとおもふと、やがきのこしたくさなかへ這ひみました、たゞのこして
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
「銀子さん」と良久しばしありて梅子は声ふるはしつ「四年前の貴女の苦痛を、今になつて始めて知ることが出来ました——」
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
良久やゝあつちひさな二輪車りんしやひゞきがしたとおもふと、みんなで一しよはなしをする澤山たくさんこゑが一みゝりました、あいちやんは其言葉そのことばけました
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
良久しばらくして、熱涙玉をなして梅子の頬を下りぬ、彼女かれは唇を噛んでうつむきぬ
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
病者は自ら胸をいだきて、まなこねむること良久ひさしかりし、一際ひときわ声のからびつつ
化銀杏 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
口にくわえた巻煙草のパイレートに火をつけることも忘れていたが、良久ややあって
梅雨晴 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
さるほどに宗演老師は天下の豪傑頭山翁の来訪を喜んで、禅学に就いて弁ずる事良久ややしばしおもむろに翁に問うていわ
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
良久やゝひさしうありておくさま大方おほかたゑいめぬれば、よろづにおのがみだるゝあやしきこゝろれとしかりて、かへれば盃盤狼藉はいばんらうぜきありさま、人々ひと/″\むかひのくるま門前もんぜん綺羅星きらほしとならびて、何某樣たれさまちのこゑにぎはしく
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)