トップ
>
良久
>
しばらく
ふりがな文庫
“
良久
(
しばらく
)” の例文
良久
(
しばらく
)
して
芋蟲
(
いもむし
)
は
口
(
くち
)
から
煙管
(
きせる
)
を
離
(
はな
)
し、二つ三つ
欠
(
あくび
)
をして
身振
(
みぶる
)
ひしたかと
思
(
おも
)
ふと、
軈
(
やが
)
て
菌
(
きのこ
)
の
下
(
した
)
を
草
(
くさ
)
の
中
(
なか
)
へ這ひ
込
(
こ
)
みました、
只
(
たゞ
)
斯
(
か
)
う
云
(
い
)
ひ
殘
(
のこ
)
して
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
良久
(
しばらく
)
ありて、梅子は目をしばたゝきつ、「剛さん、
軽卒
(
めつた
)
なことを仰しやつてはなりません、
貴郎
(
あなた
)
は篠田さんを誤解して居なさるから——」
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
供養
(
くよう
)
の
卒塔婆
(
そとば
)
を寺僧にたのまむとて
刺
(
し
)
を通ぜしに寺僧出で来りてわが面を熟視する事
良久
(
しばらく
)
にして、わが家小石川にありし頃の事を思起したりとて
礫川徜徉記
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
良久
(
しばらく
)
して
覘
(
のぞ
)
いて
見
(
み
)
ると
魚
(
うを
)
の
歩兵
(
ほへい
)
の
姿
(
すがた
)
はなくて、モ
一人
(
ひとり
)
の
方
(
はう
)
が
戸
(
と
)
の
側
(
そば
)
に
地面
(
ぢべた
)
の
上
(
うへ
)
に
坐
(
すわ
)
つて、
茫然
(
ぼんやり
)
空
(
そら
)
を
凝視
(
みつめ
)
てゐました。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
「
良久
(
しばらく
)
御目に掛りませぬでした」と、篠田も
丁重
(
ていちよう
)
に礼を返へして、「此の
吹雪
(
ふぶき
)
の深夜
御光来
(
おいで
)
下ださるとは
甚
(
はなはだ
)
だ
心懸
(
こゝろがかり
)
に存じます、早速承るで御座いませう」
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
▼ もっと見る
梅子は
良久
(
しばらく
)
して
僅
(
わづか
)
に
面
(
かほ
)
を上げぬ「
私共
(
わたくしども
)
一家が、
何程
(
どんなに
)
賤しきものと御見えになるで御座いませう、——私は神様にお祈するさへ
愧
(
はづ
)
かしさに堪へないので御座いますよ——」
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
愛
(
あい
)
ちやんは、
軈
(
やが
)
て
又
(
また
)
それが
現
(
あら
)
はれるだらうと
豫期
(
よき
)
して、
暫
(
しばら
)
くの
間
(
あひだ
)
待
(
ま
)
つてゐました、が、それは
到頭
(
とうとう
)
姿
(
すがた
)
を
見
(
み
)
せませんでした、
良久
(
しばらく
)
して
愛
(
あい
)
ちやんは、三
月兎
(
ぐわつうさぎ
)
が
住
(
す
)
んでると
云
(
い
)
はれた
方
(
はう
)
へ
歩
(
ある
)
いて
行
(
ゆ
)
きました。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
良
常用漢字
小4
部首:⾉
7画
久
常用漢字
小5
部首:⼃
3画
“良”で始まる語句
良人
良
良心
良夜
良家
良夫
良清
良寛
良吉
良否