“良寛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
りょうかん66.7%
りやうくわん33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
良寛りょうかんの書には、不肖ながら私も心の底から惚れこんで、一通り見られるだけのものは、百点位見た積りである。
良寛の書 (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
なぜ僧良寛りょうかんが私たちの心をくか。無念に達し得た彼が慕わしく思える。彼の学識は彼の信仰を乱すことがなかった。彼も好んで子供と戯れたと云われる。
工芸の道 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
良寛りやうくわんといふ名前の坊さんが、今から百五十年ぐらゐ前に住んでゐた。この本にはその坊さんのことが書いてある。
良寛物語 手毬と鉢の子 (新字旧仮名) / 新美南吉(著)
信州しんしう伊那いなの俳人に井月せいげつと云ふ乞食こじきあり、拓落たくらくたる道情、良寛りやうくわんに劣らず。下島空谷しもじまくうこく氏が近来その句を蒐集してゐる。
雑筆 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)