“りやうくわん”の漢字の書き方と例文
語句割合
良寛100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
良寛りやうくわんといふ名前の坊さんが、今から百五十年ぐらゐ前に住んでゐた。この本にはその坊さんのことが書いてある。
良寛物語 手毬と鉢の子 (新字旧仮名) / 新美南吉(著)
信州しんしう伊那いなの俳人に井月せいげつと云ふ乞食こじきあり、拓落たくらくたる道情、良寛りやうくわんに劣らず。下島空谷しもじまくうこく氏が近来その句を蒐集してゐる。
雑筆 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
「お父さんお母さん、許して下さい。わたしは、もう橘屋の長男栄蔵ではございません。わたしは、尼ヶ瀬の光照寺で小僧になりました。今日からわたしは良寛りやうくわんです。」
良寛物語 手毬と鉢の子 (新字旧仮名) / 新美南吉(著)
昨年、良寛りやうくわんさんの伝記物語「手毬てまりはちの子」を出すときにも、それは私がはじめて書いた本なので、ひやひやしました。しかし、こんどはまたこんどで、別な不安があります。