“丁重”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ていちょう92.9%
ていちよう7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「なに、りん師範だって。そいつあ、えらいもンに見物されたな。ごあいさつせずばなるまい。おい、誰か行って、丁重ていちょうにお呼びしてこい」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
X大使と名乗る怪異な人物は、すこぶる丁重ていちょうな挨拶をした。私は、自尊心を傷つけられること、これより甚だしきはなかった。
地球要塞 (新字新仮名) / 海野十三(著)
良久しばらく御目に掛りませぬでした」と、篠田も丁重ていちように礼を返へして、「此の吹雪ふぶきの深夜御光来おいで下ださるとははなはだ心懸こゝろがかりに存じます、早速承るで御座いませう」
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)