“丁髷”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちょんまげ76.0%
ちよんまげ24.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
旅籠の使用人の多くは男で、その全部が頭髪を旧式な方法で結んでいたが、事実、丁髷ちょんまげをつけていない日本人を見ることは稀である。
その頃は江戸が東京に変り、廃刀令がかれ、丁髷ちょんまげが無くなり始めて、物皆新時代の歯車の上に、活溌に回転し始めた時分のことです。
千代松といふ人は頭髮あたま丁髷ちよんまげつてゐた。幾ら其の頃でも、村中で丁髷はただこの千代松の頭の上に見らるゝだけであつた。
天満宮 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
親分の勘兵衞は五十二で、鰐口わにぐち丁髷ちよんまげはせたやうな醜男ぶをとこだが、妾のお關は二十一、き立ての餅のやうに柔かくて色白で、たまらねえ愛嬌のある女だ。