“良心”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
りょうしん54.5%
りやうしん31.8%
こころ4.5%
こゝろ4.5%
リョウシン4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「そんなに、おれいをいわれるとこまります。わたしは、良心りょうしんが、不正ふせいゆるさないために、たたかいましたばかりです。」と、若者わかものこたえました。
あほう鳥の鳴く日 (新字新仮名) / 小川未明(著)
自ら不良少女と名乘なのることによつてわずかになぐさんでゐる心のそこに、良心りやうしん貞操ていさうとを大切にいたわつているのを、人々は(こと男子だんしおいて)
冬を迎へようとして (旧字旧仮名) / 水野仙子(著)
洋燈らんぷの光と瞬きの数を比べながら筆を執ったが、さすが良心こころに咎められて、済まないことゝ思うとその手紙が止めたくなり
油地獄 (新字新仮名) / 斎藤緑雨(著)
『東京にて、猪子蓮太郎先生、瀬川丑松より』としたゝめ終つた時は、深く/\良心こゝろいつはるやうな気がした。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
ノッソリテ、ハエタタキノゴトク、バタットヤッテ、ウムヲワサヌ。五百枚ゴヒャクマイ良心リョウシンイマヨ、ナド匕首アイクチノゾカセタルテイノケチナ仇討アダウ精進ショウジン馬鹿バカテヨ。島崎藤村シマザキトウソン島木健作シマキケンサク
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)