“卒塔婆”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そとば85.4%
そとうば12.5%
スツッパ2.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
数多くの墓石は倒れて土に埋まつてゐ、その間に青い雑草がのぞいてゐるのが、古い卒塔婆そとばを利用して作つた垣の隙間から見られる。
日本三文オペラ (新字旧仮名) / 武田麟太郎(著)
卒塔婆そとうばの文字、——清勝院殿法授静山居士——と読み下すと共に、彼は、そこまで追って来た慕わしい恋しい兄が、何ものであったかはっきりさとった。
剣の四君子:04 高橋泥舟 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ここは龍樹菩薩の修行地また釈迦牟尼如来しゃかむににょらいが因位の説法をせられた所でありまして、その説法せられた山の頂上には小さな卒塔婆スツッパが立ってあり
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)