“月兎”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
げっと75.0%
ぐわつうさぎ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
月兎げっとの「比翼蓙ひよくござ」につきて『俳星』に論あり。されどこは見やうによる事か。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
と、目礼もくれいをして、まッ先に、白駒しろこま金鞍きんあんにヒラリと乗る。つづいて忍剣にんけん龍太郎りゅうたろう、波に月兎げっとくらをおいた黒鹿毛くろかげの背へヒラリとまたがって、キッと手綱たづなをしぼり、たがいにあいかえりみながら
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
帽子屋ばうしやは、福鼠ふくねずみつて、あとからつゞいて法廷ほふていはいつてた三月兎ぐわつうさぎて、『三ぐわつの十四だつたとおもひます』とひました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
『そんなものはくッてよ!』とあいちやんはすこぶ腹立はらだたしげにひました、帽子屋ばうしやと三月兎ぐわつうさぎとは、『ッ!ッ!』とつゞけさまにさけびました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)