“黒鹿毛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くろかげ92.9%
くろ7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
龍太郎は、黒鹿毛くろかげにまたがって、鞍壺くらつぼのわきへ、梅雪をひッつるし、一鞭ひとむちくれて走りだすと、山県蔦之助も、おくれじものと、つづいていく。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「下りてご覧になりますか。」黒鹿毛くろかげに乗っている青年は、後から声をかけた。夫人はかむりを振った。
貞操問答 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
「はい、クンプウというサラブレッド種の黒鹿毛くろを」
かんかん虫は唄う (新字新仮名) / 吉川英治(著)