“ややしばし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
稍久50.0%
良久50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
虹汀聞き果てゝ打ち案ずる事稍久ややしばし、やがて乙女をたすけ起して云ひけるやう。よし/\吾にすべあり。今はさばかり歎かせ給ふな。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
御返答承りしと言葉さわやかにえみを含めば、一同あきるゝ事稍久ややしばし焉。たちまちにして雲井喜三郎は満面に朱を注ぎつ。おのれ口の横さまに裂けたる雑言哉ぞうごんかな
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
さるほどに宗演老師は天下の豪傑頭山翁の来訪を喜んで、禅学に就いて弁ずる事良久ややしばしおもむろに翁に問うていわ
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)