“久良”の読み方と例文
読み方割合
くら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一政の成人まではどんなことがあっても久良くらの家を出ないと、頑強にはねつけた、これは父にとって少からず意外だったらしい。
(新字新仮名) / 山本周五郎(著)
あるじの善七が考えていると、そのまに、四国屋のお久良くらと手代の新吉は、案内もなしに奥の廊下へバタバタと走りこんでしまった。
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
鐵之助は喧嘩早さうな猛烈な男でしたが、昨夜すつかり儲けて良い心持になつて居り、お久良くらの殺されたことにも、あまり關心は持つて居ない樣子です。