“乗取”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
のっと80.0%
のっとり20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
秋谷村には甘え柿と、苦虫あるを知んねえか、とわざと臆病に見せかけて、宵にげたは真田幸村さなだゆきむら、やがてもり返して盗賊どろぼうの巣を乗取のっと了簡りょうけん
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
何事とは不埓ふらちな奴だ、汝がとくより我が召使國と不義姦通いたずらしているのみならず、明日みょうにち中川にて漁船りょうせんより我を突き落し、命を取った暁に、うま/\此の飯島の家を乗取のっとらんとの悪だくみ
翌文久三年には渋沢栄一が藍玉の売上金で武器を蒐め、一味とともに桃井儀八の沼田城乗取のっとり策に応ぜんとするなど、水戸はさておき、とかく関東不穏の有力な震源地は
志士と経済 (新字新仮名) / 服部之総(著)