“真田幸村”の読み方と例文
旧字:眞田幸村
読み方割合
さなだゆきむら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
真田幸村さなだゆきむらに対しても、決して粗略には存じません。萌黄色もえぎいろの海のような、音に聞いた淀川が、大阪を真二まっぷたつに分けたように悠揚ゆっくり流れる。
南地心中 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
滅多矢鱈めったやたらに六という字のつくものを並べている内に、ふと、講談本で覚えた所の真田幸村さなだゆきむらの旗印の六連銭ろくれんせんを思い浮べた。
二銭銅貨 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
雑兵ぞうひょうばらの二、三百は物の数じゃねえんだから、さすが真田幸村さなだゆきむらの息がかかった連中だけあって、しゃれたまねしたものだが、ところがそれが大笑いさ。