“真二”のいろいろな読み方と例文
旧字:眞二
読み方割合
まっぷた85.7%
まっぷたつ7.1%
まふた7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
真田幸村さなだゆきむらに対しても、決して粗略には存じません。萌黄色もえぎいろの海のような、音に聞いた淀川が、大阪を真二まっぷたつに分けたように悠揚ゆっくり流れる。
南地心中 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
奈良の大仏よりも大きいというコンクリート仏が、真二まっぷたつに裂けて、火山の様に火を吹いたのだ。小座敷程もある大仏様の首がチョン切れて、空高く舞上ったのだ。
黄金仮面 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
兼はS・O・Sの金モールの骸骨コツ胴中どうなかから真二まふたつにスコップでたたきって、大きなバケツ二杯に詰めて出て来た。
難船小僧 (新字新仮名) / 夢野久作(著)