真二まっぷたつ)” の例文
旧字:眞二
奈良の大仏よりも大きいというコンクリート仏が、真二まっぷたつに裂けて、火山の様に火を吹いたのだ。小座敷程もある大仏様の首がチョン切れて、空高く舞上ったのだ。
黄金仮面 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)