“ぬす”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ヌス
語句割合
54.5%
19.6%
14.5%
4.8%
3.4%
2.0%
偸視0.6%
0.3%
0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
枇杷の実はわたくしが始めて心づいたその翌日には、早くも一粒をも残さず、近処の蝉取りに歩く子供等のみ去るところとなった。
枇杷の花 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
「さあおあがりなさい。これは天国の天ぷらというもんですぜ。最上等のところです」といながらんで来たパンを出しました。
貝の火 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
そこで昔かの邸で金皿をみそれより身代を持ち返した仔細を告げ、代金と礼物を納められよと勧めたが取り合わず。汝は実に狂人だ。
ソコでむが如くに水を飲んで、抜足をして台所を出ようとすると、忽ち奥坐舗の障子がサッと開いた。文三は振反ッて見て覚えず立止ッた。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
小賊かずして、つてつてむや、よりりぬ。頭領けてく、於戲痛哉
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
『論語』(子路)を見ると、直躬といふ者が、その父が他人の羊をんだ内事を、官憲に訴へ出たことを、孔子は人情に背ける行爲と非難して
『ハ。』と又頭を下げて、其拍子に昌作の方をチラと偸視む。
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
その間にも或る夜の畑の中で盗人を見つけた一人の村人が、永追いをして斬られ、深傷を負った。そして畑の作物はみ取られ、いやがうえに村人のりをり立てることになったのである。
野に臥す者 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
孔子曰く、君子より窮す。小人窮すればすなわち(窃)む。子貢、色をす。孔子曰く、よ、、予を以て多く学びて識れるとなすか。曰く、り、ざるか。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)