“ぬすん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
25.0%
25.0%
25.0%
25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
影の如く幻の如く、近づくものがある、足音をぬすんでも「或る物」は「無き物」よりも、隠然たる権威を挟んであらかじめ一種の警告を与えるものである、彼は忍びてず、自分たちが生きているのか
奥常念岳の絶巓に立つ記 (新字新仮名) / 小島烏水(著)
れは船の中で役に立ちそうな物だとおもって、一寸ちょいと私がそれぬすんで来た。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
室町むろまち三丁目番小屋の前にわすれ置たる由おのれぬすんだか但しは同類どうるゐの手から請取たかとたゞさるゝに盜賊は空嘯そらうそぶいて一向存じ申さず殊に那者あのものは見た事もなき人なりと云九助は大いに急立せきたち全くあの者が草鞋わらぢ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
此の室へまでの道路の秘密を心得た上此の室でひらいて見れば随分思い当る所が有ったかも知れぬが、悲しい事には今はないのだ、虎井夫人がぬすんで養蟲園へ送って遣ったのだ
幽霊塔 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)