“孟子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もうし82.8%
まうし10.3%
まうじ3.4%
メンシアス3.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けだし聖人せいじん君子くんし高僧こうそう等より見れば、普通にわれわれの賞賛する武勇は猛獣もうじゅうの勇気に類したもので、孟子もうしのいうところの匹夫ひっぷの勇に過ぎぬ。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
「論語にも孟子まうしにも、——どつこい、六鞱三略りくたふさんりやくの方だつけ。その有難い書物にも妾を置いてはいけないと書いては無いかも知れぬ?」
又、周のはじめ七七武王ぶわう一たびいかりて天下の民を安くす。臣として君をしいすといふべからず。じんぬすみ義を賊む、一ちうちゆうするなりといふ事、七八孟子まうじといふ書にありと人の伝へに聞きはべる。
やがて理論的にも又その通り証明されるにちがいありません。私の国の孟子メンシアスと云う人は徳の高い人は家畜かちくの殺される処又料理される処を見ないと云いました。ごく穏健おんけんな考であります。
ビジテリアン大祭 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)