“もうし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
52.5%
孟子40.7%
毛詩3.4%
孟氏1.7%
猛獅1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
当人の小半は代地は場所がらとて便利なだけ定めし近隣のうわさもうるさかるべく少し場所はわるけれど赤坂のほう望ましきやうもうしをり候。
雨瀟瀟 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
私は上編において今日多数の人々が貧乏線以下に沈淪ちんりんしていることを述べたが、これらの人々は孟子もうしのいわゆる恒産なきのはなはだしきものである。
貧乏物語 (新字新仮名) / 河上肇(著)
晩年家にあって『毛詩もうし』の講義をなし、また神波即山の依頼に応じて本郷竜岡町なるその詩社に赴いて講義をなしたが早口で声が低いところから聴講の書生には少しも喜ばれなかったという。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
孟氏もうし陽膚ようふを司法官に任用した。陽膚ようふは曾先生に司法官としての心得をたずねた。曾先生はいわれた。——
現代訳論語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
実にかの欧州諸国はみずからキリスト教国と誇称すれども、いまだ上古の先知者が予言したるがごとく、牛羊とともに草を噛み、尾を垂れ首をたらし、真神の命に柔順なるの猛獅もうしにあらざるなり。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)