“まう”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:マウ
語句割合
31.7%
19.3%
17.9%
17.2%
3.4%
1.4%
0.7%
0.7%
まふ0.7%
0.7%
0.7%
0.7%
0.7%
0.7%
0.7%
0.7%
0.7%
0.7%
0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
因より正當せいたうの腕をふるつてまうけるのでは無い、惡い智惠ちえしぼツてフンだくるのだ………だから他のうらみひもする。併し金はまつた。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
サア、みな水兵ものどもた/\、大佐閣下たいさかくかのおかへりだよ、それに、めづらしい賓人おきやくさんと、可愛かあいらしい少年せうねんとが御坐ござつた、はや御挨拶ごあいさつまうせ/\。
博物學はくぶつがく方面ほうめん博物館はくぶつかん立派りつぱなのが各地かくちまうけてありますが、ことにワシントン、シカゴ、ニューヨークなどにあるものはよく完備かんびしてをります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
命日毎に壽阿彌の墓にまうでるお婆あさんは何人なんぴとであらう。わたくしの胸中には壽阿彌研究上に活きた第二の典據を得る望がきざした。
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
勝平の眼が、段々狂暴な色を帯びると共に、彼はいきほひまうに瑠璃子に迫つて来た。彼女は、相手の激しい勢に圧されるやうにヂリ/\と後退あとずさりをせずにはゐられなかつた。
真珠夫人 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
日来ひごろ一七一まうをもぬかざるが、何のむくいにてかう良からぬ心や出できぬらん。一七二ほかよりあらはれなば此の家をもたやされん。みおやの為子孫のちの為には、不孝の子一人惜しからじ。
そも四九保元ほうげん御謀叛ごむほん五〇あめかみの教へ給ふことわりにもたがはじとておぼし立たせ給ふか。又みづからの人慾にんよくより計策たばかり給ふか。つばららせ給へとまうす。
八〇白江しらえ熊谷くまがへの両士、きみ八一大御酒おほみきすすめたてまつるとて八二まめやかなるに、臣も八三あざら(け)き物一しゆ調てうじまゐらせんため、御従みともおくれたてまつりぬとまうす。
そのおほやけまうして養嗣子とせられたのは、此より十五年の後、文化十三年三月である。瑞仙の死にさきだつこと六箇月である。霧渓は既に三十三歳になつてゐた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
尚は小字せうじ誠之助、飯田氏の嗣子である。棠軒は発するに臨んで、飯田安石をして県庁にまうさしめた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
念仏まふまうさん人々は、わが御身の料はおぼしめさずとも、朝家の御ため、国民のために、念仏をまふしあはせたまひさふらはば、めでたふさふらふべし。
親鸞 (新字新仮名) / 三木清(著)
興義点頭うなづきていふ。誰にもあれ一人、二四だん家のたひらの助の殿のみたちまゐりてまうさんは、法師こそ不思議に生き侍れ。君今酒をあざらけ二五なますをつくらしめ給ふ。しばらくえんめて寺に詣でさせ給へ。
えらびて立派に婚姻こんいん取結とりむすぶに二個ふたりおもおもはれし中なれば其親みは一方ならす男女あまたの子をまうけしに中なる一にんは成長の後有馬家ありまけ召出めしいだされ家臣と成て大藤の家名を再興し武左衞門は一生を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
かたり取たとは不埓ふらちの一言今一ごんきいて見よ其分には置まじと煙管きせる追取おつとり身構みがまへなし威猛高ゐたけだかのゝしるにぞ彌々いよ/\驚怖おどろく千太郎くやし涙にかきくれまう是迄と大聲あげ長庵殿そりや聞えぬぞへ今更に然樣にばかり言るゝからは矢張やつぱりかたりに相違なしと半分はんぶんいはせず長庵は汝若年者故に何事も勘辨かんべんして言はして置ば付上り跡形あとかたも無き惡口雜言あくこうざふごんまう此上は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
初穂はつほ、野菜、尾頭付の魚、供物ぐもつがずつとならんで、絵行燈ゑあんどんや提灯や、色色の旗がそこ一杯に飾られて、稍奥まつた処にあるほこらには、線香の烟がまうとして、蝋燭の火がどんよりちらついて居る。
二黒の巳 (新字旧仮名) / 平出修(著)
わしも、いまおもへば、そもじとおなほど年齡としごろ嫁入よめいって、そもじをまうけました。まんでへば、うぢゃ、あのパリス殿どのがそもじを内室うちかたにしたいといの。
ほゝうやまつてまうす。
細木香以 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
しかも口づから承知して置きながら十日とたゝぬにまうろくはなさるまじ、あれ彼の懸け硯の引出しにも、これは手つかずの分と一ト束、十か二十か悉皆みなとは言はず唯二枚にて伯父が喜び伯母が笑顏
大つごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
将門、謹んでまうす。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
君はもとよりも四七聡明そうめいの聞えましませば、四八王道わうだうのことわりはあきらめさせ給ふ。こころみにたづまうすべし。
一弗まうけようと骨を折らうよりは、一銭贏けて餓ゑてもよいと云ふ人物の一人でした。
新浦島 (新字旧仮名) / ワシントン・アーヴィング(著)