“取結”の読み方と例文
読み方割合
とりむす100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
引取ひきとりき親類方へあづけき其所にて萬事支度を整へ吉日を撰んで婚姻を取結とりむすぶ可し光は天晴の者なれば此度は斯云かくいふ越前守冰人なかうどなりて取すれば早々婚姻を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
一人は彫物の名人で六郷左京ろくごうさきょう、一人は笛の名手で名川采女ながわうねめ、残る一人は小唄と鼓の上手で、伊東甚三郎いとうじんざぶろうといい負けず劣らず、殿の御機嫌を取結とりむすんで、その恩寵を誇り合っていたのです。
えらびて立派に婚姻こんいん取結とりむすぶに二個ふたりおもおもはれし中なれば其親みは一方ならす男女あまたの子をまうけしに中なる一にんは成長の後有馬家ありまけ召出めしいだされ家臣と成て大藤の家名を再興し武左衞門は一生を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)