“匹夫”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひっぷ91.1%
ひつぷ6.7%
ヒップ2.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ゆうすなわちとくとくすなわちゆうと考えられていた。かかる時代にはよしや動物性が混じ、匹夫ひっぷゆう以上にのぼらずとも、それがとうとかった。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
匹夫ひつぷ野人やじんの如く飽くまで纏綿つきまとつて貴嬢を苦め申す如き卑怯ひけふ挙動ふるまひは、誓つて致しませぬ、——何卒、梅子さん、只だ一言判然はつきりおつしやつて下ださい
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
入声音またはンにつづくハ行音はパピプペポの音であったものと思われる(「一遍イッペン」「匹夫ヒップ」「法被ハッピ」「近辺キンペン」など)。
国語音韻の変遷 (新字新仮名) / 橋本進吉(著)