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匹夫
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ひつぷ
ふりがな文庫
“
匹夫
(
ひつぷ
)” の例文
匹夫
(
ひつぷ
)
野人
(
やじん
)
の如く飽くまで
纏綿
(
つきまと
)
つて貴嬢を苦め申す如き
卑怯
(
ひけふ
)
の
挙動
(
ふるまひ
)
は、誓つて致しませぬ、——何卒、梅子さん、只だ一言
判然
(
はつきり
)
仰
(
おつ
)
しやつて下ださい
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
中には
越中次郎兵衞盛次
(
ゑつちゆうのじらうびやうゑもりつぐ
)
、上總五郎兵衞忠光、
惡七兵衞景清
(
あくしちびやうゑかげきよ
)
なんど、名だたる
剛者
(
がうのもの
)
なきにあらねど、言はば之れ
匹夫
(
ひつぷ
)
の
勇
(
ゆう
)
にして、
大勢
(
たいせい
)
に於て
元
(
もと
)
より
益
(
えき
)
する所なし。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
吾人
(
ごじん
)
の面目を
燎爛
(
れうらん
)
せんとするこそ
益
(
ます/\
)
面倒なれ、比較するだに
畏
(
かしこ
)
けれど、万乗には之を
崩御
(
ほうぎよ
)
といひ、
匹夫
(
ひつぷ
)
には之を「クタバル」といひ、鳥には落ちるといひ、魚には上がるといひて
人生
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
“匹夫”の意味
《名詞》
身分の低い男性。
道理の分からない男性。
(出典:Wiktionary)
匹
常用漢字
中学
部首:⼖
4画
夫
常用漢字
小4
部首:⼤
4画
“匹夫”で始まる語句
匹夫下郎
匹夫匹婦
匹夫野人