『人生（じんせい）』

空を劃して居る之を物といひ、時に沿うて起る之を事といふ、事物を離れて心なく、心を離れて事物なし、故に事物の変遷推移を名づけて人生といふ、猶麕身牛尾馬蹄のものを捉へて麟といふが如し、かく定義を下せば、頗る六つかしけれど、是を平仮名にて翻訳すれ …

著者	夏目漱石
ジャンル	文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別	新字旧仮名
読書目安時間	約8分（500文字/分）
朗読目安時間	約13分（300文字/分）

作品に特徴的な語句

了（おほ） 先（さきだ） 爺（おやぢ） 禿（とく） 劃（くわく） 方（あた） 追（おひ） 揺（うご） 暖（あたゝ） 赤（せき） 加之（のみならず） 属（しょく） 崩御（ほうぎよ） 思（おもひ） 捷径（せふけい） 欷歔（ききょ） 況（いはん） 空（くう） 紛糾（ふんきう） 見（あら） 謂（いひ） 一矢（いつし） 何人（なんびと） 匕首（ひしゅ） 可（べ） 息（や） 憐（あはれ） 果（は） 焉（いづく） 燎爛（れうらん） 狡猾（かうくわつ） 驀地（ばくち） 黔（けん） 且（かつ） 但（たゞ） 侍共（さむらひども） 儘（まゝ） 匹夫（ひつぷ） 半（なか） 卑怯（ひけふ） 即（すなは） 啻（たゞ） 図太（づぶと） 塞翁（さいをう） 如何（いかん） 定法（ぢやうはふ） 寂（せき） 寡（すく） 将（は） 展（の） 廻（めぐ） 徘徊（はいくわい） 怯勇（けふゆう） 所謂（いはゆる） 曰（いは） 柵（しがらみ） 梁上（りやうじやう） 況（ま） 洪水（こうずゐ） 猶（なほ） 由（よ） 白刃（はくじん） 百端（ひやくたん） 神（しん） 蒙（かうむ） 蓋（けだ） 蔑（ないがしろ） 薇（わらび） 行衛（ゆくゑ） 蹰躇（ちゆうちよ） 辶（しんにう） 遭逢（さうほう） 闖入（ちんにふ） 馳（か） 麟（きりん） 丹田（たんでん） 之（これ） 亦（また） 何時（いつ） 俄然（がぜん） 冥思（めいし） 刃（やいば） 刹那（せつな） 合点（がてん） 吠（ほ） 吾人（ごじん） 呻吟（しんぎん） 哉（かな） 唾（つば） 喉間（こうかん） 嗤（わら） 嘉誉（かよ） 四肢（しし） 固（もと） 執（と） 墜（お） 墨突（ぼくとつ） 奈何（いかん） 奈落（ならく） 奸佞（かんねい）

題名が同じ作品

人生 （新字新仮名）／ 竹内浩三 （著）