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塞翁
ふりがな文庫
“塞翁”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
さいおう
83.3%
さいをう
16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さいおう
(逆引き)
ところが人間万事
塞翁
(
さいおう
)
の馬、
七転
(
ななころ
)
び
八起
(
やお
)
き、弱り目に
祟
(
たた
)
り目で、ついこの秘密が露見に及んでついに
御上
(
おかみ
)
の
御法度
(
ごはっと
)
を破ったと云うところで
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
時節が到来して多年な宿望が達せられたわけだ——しかも自分のと名のつく金でだ——まったく人間万事
塞翁
(
さいおう
)
が馬であると
え゛りと・え゛りたす
(新字新仮名)
/
辻潤
(著)
塞翁(さいおう)の例文をもっと
(15作品)
見る
さいをう
(逆引き)
禍福はあざなえる繩の如く、世は
塞翁
(
さいをう
)
が馬、平家の武士も數多きに、時頼こそは中々に
嫉
(
ねたま
)
しき程の
仕合者
(
しあはせもの
)
ぞ
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
故に無事なるものは午砲を聞きて昼飯を食ひ、忙しきものは
孔席
(
こうせき
)
暖
(
あたゝ
)
かならず、
墨突
(
ぼくとつ
)
黔
(
けん
)
せずとも云ひ、変化の多きは
塞翁
(
さいをう
)
の馬に
辶
(
しんにう
)
をかけたるが如く、不平なるは放たれて
沢畔
(
たくはん
)
に吟じ
人生
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
塞翁(さいをう)の例文をもっと
(3作品)
見る
塞
常用漢字
中学
部首:⼟
13画
翁
常用漢字
中学
部首:⽻
10画
“塞”で始まる語句
塞
塞外
塞北
塞耳維
塞下
塞側
塞内
塞切
塞止
塞源
“塞翁”のふりがなが多い著者
原口統三
徳富蘇峰
高山樗牛
辻潤
井上円了
魯迅
南方熊楠
林不忘
尾崎士郎
樋口一葉