“さいおう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
塞翁60.0%
再応16.0%
最奥12.0%
災殃8.0%
再應4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
時節が到来して多年な宿望が達せられたわけだ——しかも自分のと名のつく金でだ——まったく人間万事塞翁さいおうが馬であると
え゛りと・え゛りたす (新字新仮名) / 辻潤(著)
拝啓学位辞退の儀は既に発令後の申出にかかるゆえ小生しょうせいの希望通り取計らいかぬるむねの御返事をりょうし、再応さいおうの御答を致します。
博士問題の成行 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
悟浄は、この庵室にひと月ばかり滞在した。その間、かれも彼らとともに自然詩人となって宇宙の調和をたたえ、その最奥さいおうの生命に同化することを願うた。
悟浄出世 (新字新仮名) / 中島敦(著)
しばしの別れだが、使命は重かつ大、どこでどんな災殃さいおうにあうかもしれぬのだ。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
云つしやるなとひぢを張ば理左衞門大いに怒りヤイおのれ役人にむか再應さいおうの口こた不屆ふとゞきな奴ソレしばれと差※さしづをなすに三五郎は理左衞門を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
されば嘉川主税之助家來けらい安間平左衞門の兩人は多年たねん積惡せきあく一時にあらはれ又々此度再應さいおうの吟味に及ばれける處に安間平左衞門はとてものがれぬ處と覺悟かくご
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)