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『博士問題の成行』
ふりがな文庫
『
博士問題の成行
(
はかせもんだいのなりゆき
)
』
二月二十一日に学位を辞退してから、二カ月近くの今日に至るまで、当局者と余とは何らの交渉もなく打過ぎた。ところが四月十一日に至って、余は図らずも上田万年、芳賀矢一二博士から好意的の訪問を受けた。二博士が余の意見を当局に伝えたる結果として、同日 …
著者
夏目漱石
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約4分(500文字/分)
朗読目安時間
約6分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
通
(
どおり
)
趣
(
おもむきの
)
鑒
(
かんが
)
今日
(
きょう
)
領
(
りょう
)
逆
(
さから
)
申進
(
もうしすすめ
)
旨
(
むね
)
已
(
すで
)
如何
(
いかん
)
厭
(
いと
)
賦与
(
ふよ
)
候間
(
そうろうあいだ
)
相成
(
あいなり
)
眼中
(
がんちゅう
)
福原
(
ふくはら
)
纏
(
まと
)
茲
(
ここ
)
許
(
もと
)
毫
(
ごう
)
候処
(
そうろうところ
)
候
(
そうろう
)
途
(
みち
)
余
(
よ
)
遺憾
(
いかん
)
今更
(
いまさら
)
閑却
(
かんきゃく
)
一図
(
いちず
)
悉
(
ことごと
)
図
(
はか
)
功
(
こう
)
小生
(
しょうせい
)
屈従
(
くつじゅう
)
左
(
さ
)
再応
(
さいおう
)
弊
(
へい
)
強
(
し
)
洩
(
も
)
成行
(
なりゆき
)
我邦
(
わがくに
)
掌握
(
しょうあく
)
故
(
ゆえ
)
施
(
ほどこ
)
儀
(
ぎ
)
極
(
き
)