“再応”の読み方と例文
旧字:再應
読み方割合
さいおう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
実際またそう思って読んで行けば、疑わしい個所もないではなかった。けれども再応さいおう考えて見ると、それも皆彼女の邪推じゃすいらしかった。
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
拝啓学位辞退の儀は既に発令後の申出にかかるゆえ小生しょうせいの希望通り取計らいかぬるむねの御返事をりょうし、再応さいおうの御答を致します。
博士問題の成行 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
以手紙申上てがみをもってもうしあげしかれば先刻大津銚子屋に於て御面会の折柄おりから何等の遺恨候てか満座の中にて存外の御過言ごかごん其の儘には捨置難く依之これによって明晩いぬ中刻ちゅうこく小原山に於て再応さいおう承わりたく候間く/\御覚悟候て右時刻無遅滞ちたいなく御出おい有之度これありたく此段申進もうししんじ候御返答可有之これあるべく候也