“再来年”のいろいろな読み方と例文
旧字:再來年
読み方割合
さらいねん87.5%
サライネン12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とは衆議しゅうぎの一致するところで、会社銀行の使用人になりたがるものが一番多い。中には家があつらえ向きに商家だから、再来年さらいねん卒業するともう直ぐ儲けに取りかかる決心のものもある。
親鳥子鳥 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
若い男 なあにまだ来年ということはねえ、再来年さらいねんだとていいさ。なあ大工さん、そうだろうが。(船の中へ向って話しかける、が、答えはなくて、マキハダかます打つ音のみする)
一本刀土俵入 二幕五場 (新字新仮名) / 長谷川伸(著)
南家で持つて居た藤原の氏上ウヂノカミ職が、兄の家から、弟仲麻呂—押勝—の方へ移らうとしてゐる。来年か、再来年サライネン枚岡ヒラヲカ祭りに、参向する氏人の長者は、自然かの大師のほか、人がなくなつて居る。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)