“再昨年”の読み方と例文
読み方割合
さいさくねん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
瞑目めいもくせる梅子の心中には、今日しも上野公園にて、はからずも邂逅かいこうせる篠田の面影おもかげ明々あり/\と見ゆるなり、再昨年さいさくねんの春の夜始めて聴きたる彼の説教は、朗々と響くなり、彼を思うて人知れず絞れる生命いのちの涙
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)