“邪推”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じゃすい87.2%
じやすゐ7.7%
じやすい2.6%
ひがみ2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
実際またそう思って読んで行けば、疑わしい個所もないではなかった。けれども再応さいおう考えて見ると、それも皆彼女の邪推じゃすいらしかった。
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
それをさまたげる彌八を邪推じやすゐに狂つたお富は一と突きに殺した上、物置に火をつけて、何處ともなく逃げうせてしまひました。
面白おもしろくもない女郎めらうめとしかりつけられて、れはおまへ無理むりだ、邪推じやすいすぎる、なにしにおまへあてつけよう、このあんまわからぬと、おりき仕方しかたくらしさにおもひあまつてつたこと
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
「十風君がいつた事は全體どうしたんです」細君は少し狼狽へたが「全く邪推ひがみなんですよ。 ...
俳諧師 (旧字旧仮名) / 高浜虚子(著)