“じやすゐ”の漢字の書き方と例文
語句割合
邪推100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それをさまたげる彌八を邪推じやすゐに狂つたお富は一と突きに殺した上、物置に火をつけて、何處ともなく逃げうせてしまひました。
れほどの物好ものずきなれば手出てだしを仕樣しやうぞ、邪推じやすゐ大底たいていにしていてれ、あのことならば清淨しようじよう無垢むく潔白けつぱくものだと微笑びようふくんで口髭くちひげひねらせたまふ。
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
蒼黒い顏をしたみにくい女で、その醜さを意識して居るだけに、邪推じやすゐ深くて氣が變りやすくて、そのくせ涙もろくて、誰にでも自分を訴へずには居られないと言つたタイプの女です。