“福原”の読み方と例文
読み方割合
ふくはら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、おれは莫迦莫迦（ばかばか）しかったから、ここには福原（ふくはら）の獄（ひとや）もない、平相国（へいしょうこく）入道浄海（にゅうどうじょうかい）もいない、難有（ありがた）い難有いとこう云うた。
俊寛 (新字新仮名) ／ 芥川竜之介(著)
ゲーム取りの言葉によれば、黒子の男は福原（ふくはら）某と呼んで、話の様子ではこれと決った商売はないらしい。近くとのことではあるが家もどのあたりか解らない。
撞球室の七人 (新字新仮名) ／ 橋本五郎(著)
二博士が余の意見を当局に伝えたる結果として、同日午後に、余はまた福原（ふくはら）専門学務局長の来訪を受けた。
博士問題の成行 (新字新仮名) ／ 夏目漱石(著)