“功”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こう62.5%
てがら20.3%
いさを7.8%
いさお3.1%
いさをし3.1%
かう3.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
幸いお延がお秀の後をおっかけて出た事は、下女にも解っていた。偶発の言訳が偶中ぐうちゅうこうを奏した時、津田は再度の胸をおろした。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
説いて、信長の軍門に降らせたら、それは師父の大きなてがらだ。布教の自由と教会を持つことは、信長の名をもって、ゆるしてつかわす
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
針間はりま志自牟しじむが家に住みし時に、が命名を顯はさざらませば一三、更に天の下知らさむ君とはならざらまし。これ既にが命のいさをなり。
……でも小次郎や、京都へ帰るには、帰って行けるだけのいさおをして帰って行かなければならないのだよ。でなかろうものなら笑われるのだからねえ。そうして申し訳がないのだからねえ
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
あめが下の人の仰ぎたてまつるいさをしなるを思ふには、此の歌のはしことば一〇六まことしからね。
長ずる所は精整緻密せいせいちみつ、石をゑがいて一細草いちさいさう点綴てんていを忘れざるかうにあり。句に短なりしは当然ならずや。牛門ぎうもんの秀才鏡花きやうくわ氏の句品くひん遙に師翁しをうの上に出づるも、またこの理に外ならざるのみ。