“師翁”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しおう50.0%
しをう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この許六と師翁しおうとの附合つけあいは、美少年が盛りの春をすでに過ぎて、懐旧にえぬ風情ふぜいを叙したものかと思われるが、細かな感じは私には説明ができない。次に
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
二つほど実例を挙げて説明すると、一つは最も有名な『冬の日』の第一篇の中ほどで、師翁しおうの「あかつき寒く火をきて」という句をけて、次のような一続きがある。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
長ずる所は精整緻密せいせいちみつ、石をゑがいて一細草いちさいさう点綴てんていを忘れざるかうにあり。句に短なりしは当然ならずや。牛門ぎうもんの秀才鏡花きやうくわ氏の句品くひん遙に師翁しをうの上に出づるも、またこの理に外ならざるのみ。