師翁しおう)” の例文
この許六と師翁しおうとの附合つけあいは、美少年が盛りの春をすでに過ぎて、懐旧にえぬ風情ふぜいを叙したものかと思われるが、細かな感じは私には説明ができない。次に
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
二つほど実例を挙げて説明すると、一つは最も有名な『冬の日』の第一篇の中ほどで、師翁しおうの「あかつき寒く火をきて」という句をけて、次のような一続きがある。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)