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針間
針間の
志自牟が家に住みし時に、
汝が命名を顯はさざらませば
一三、更に天の下知らさむ君とはならざらまし。これ既に
汝が命の
功なり。
かれ
玖須婆の河
一一を逃れ渡りて、
針間の國
一二に至りまし、その國人名は
志自牟が家
一三に入りまして、身を隱して、
馬甘牛甘に
役はえたまひき
一四。
大吉備津日子の命と
若建吉備津日子の命とは、二柱相
副はして、
針間の
氷の
河の
前三に
忌瓮を
居ゑて
四、針間を道の口として
五、吉備の國
六を
言向け
和したまひき。