“志自牟”の読み方と例文
読み方割合
しじむ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
針間はりま志自牟しじむが家に住みし時に、が命名を顯はさざらませば一三、更に天の下知らさむ君とはならざらまし。これ既にが命のいさをなり。
二人が志自牟しじむのうちにいたときに、もしそなたが名まえを名乗らなかったら、二人ともあのままあそこにうずもれていなければならなかったはずであった。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
かれ玖須婆くすばの河一一を逃れ渡りて、針間はりまの國一二に至りまし、その國人名は志自牟しじむが家一三に入りまして、身を隱して、馬甘うまかひ牛甘うしかひつかはえたまひき一四