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しじむ
ふりがな文庫
“しじむ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
志自牟
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
志自牟
(逆引き)
針間
(
はりま
)
の
志自牟
(
しじむ
)
が家に住みし時に、
汝
(
な
)
が命名を顯はさざらませば
一三
、更に天の下知らさむ君とはならざらまし。これ既に
汝
(
な
)
が命の
功
(
いさを
)
なり。
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
二人が
志自牟
(
しじむ
)
のうちにいたときに、もしそなたが名まえを名乗らなかったら、二人ともあのままあそこに
埋
(
うず
)
もれていなければならなかったはずであった。
古事記物語
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
かれ
玖須婆
(
くすば
)
の河
一一
を逃れ渡りて、
針間
(
はりま
)
の國
一二
に至りまし、その國人名は
志自牟
(
しじむ
)
が家
一三
に入りまして、身を隱して、
馬甘
(
うまかひ
)
牛甘
(
うしかひ
)
に
役
(
つか
)
はえたまひき
一四
。
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
その後まもなく、その
播磨
(
はりま
)
の国へ、
山部連小楯
(
やまべのむらじおだて
)
という人が
国造
(
くにのみやつこ
)
になって行きました。するとその地方の
志自牟
(
しじむ
)
という者が
新築
(
しんちく
)
したおうちでお
酒盛
(
さかもり
)
をしました。
古事記物語
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
そして固くご身分をかくして、
志自牟
(
しじむ
)
という者のうちへ下男におやとわれになり、いやしいうし飼、うま飼の
仕事
(
しごと
)
をして、お命をつないでいらっしゃいました。
古事記物語
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
ここに
山部
(
やまべ
)
の
連
(
むらじ
)
小楯
(
をたて
)
、
針間
(
はりま
)
の國の
宰
(
みこともち
)
一
に
任
(
よ
)
さされし時に、その國の
人民
(
おほみたから
)
名は
志自牟
(
しじむ
)
が新室に到りて
樂
(
うたげ
)
しき。ここに
盛
(
さかり
)
に
樂
(
うた
)
げて酒
酣
(
なかば
)
なるに、
次第
(
つぎて
)
をもちてみな儛ひき。
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
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