“国造”のいろいろな読み方と例文
旧字:國造
読み方割合
くにのみやつこ61.5%
くにつこ15.4%
くにのみやつこの7.7%
こくぞう7.7%
クニノミヤツコ7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……さうして出雲のおみ天穂日命の後裔が初めて武蔵の国造くにのみやつこに任ぜられ当社に奉仕してから代々の国造が祭を掌ることになつた、といふ。
府中のけやき (新字旧仮名) / 中勘助(著)
那須の国造くにつこが、八溝山やつみぞさん八狭やざま大蛇おろちを退治しなければならないために、それには、どうしても駒ヶ岳の天津速駒あまつはやごまに乗り、乗鞍ヶ岳から天安鞍あめのやすくらを、槍ヶ岳から天日矛あめのひほこ
大菩薩峠:27 鈴慕の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
出雲国造くにのみやつこの神賀詞カムヨゴトに見えた
水の女 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
街道の思い出で、出雲から但馬路を経てこの村を通過した国造こくぞう家(出雲大社の千家)を迎えたことがあった。生神様のお通りだというので、村民一同よそゆきの衣装を着て道傍に並んだ。
故郷七十年 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
八十日々ヤソカビはあれども、今日の生日イクヒ足日タルヒに、出雲国造クニノミヤツコ姓名恐み恐みも申したまはく……手長タナガの大御世をイハふとして……」
日本文学の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)