“くにのみやつこ”の漢字の書き方と例文
カタカナ:クニノミヤツコ
語句割合
国造100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大化以前には国造くにのみやつこ県主あがたぬし等の所領の外に、天皇直轄御領の公田すなわち大御田があって、その農民すなわち公民を大御田族おおみたからと呼んだものであったであろう。
賤民概説 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
命はそれをまにお受けになって、その野原の中へはいっておいでになりますと、国造くにのみやつこは、ふいにその野へ火をつけて、どんどん四方から焼きたてました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
おみむらじ国造くにのみやつこ県主あがたぬしなど、勢力のある氏のをさが、土地人民を私有してゐたので、天皇は、氏の長を率ゐて居られるだけで、直接の御領地以外は、人民全体から、税なども
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)