“こくぞう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
虚空蔵44.4%
穀象44.4%
国造11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
地蔵、観音、勢至せいし文殊もんじゅ普賢ふげん虚空蔵こくぞうなどある。それから天部てんぶという。これは梵天ぼんてん帝釈たいしゃく、弁天、吉祥天きっしょうてん等。次は怒り物といって忿怒の形相をした五大尊、四天、十二神将じんしょうの如き仏体をいう。
潜航艇のペリスコープは比良目ひらめの眼玉の真似である。海翻車ひとでの歩行は何となくタンクを想い出させる。ガスマスクを付けた人間の顔は穀象こくぞうか何かに似ている。
烏瓜の花と蛾 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
街道の思い出で、出雲から但馬路を経てこの村を通過した国造こくぞう家(出雲大社の千家)を迎えたことがあった。生神様のお通りだというので、村民一同よそゆきの衣装を着て道傍に並んだ。
故郷七十年 (新字新仮名) / 柳田国男(著)